工作機械向けエンコーダ:コスト削減に貢献するSmartSCALE
2025年12月01日配信
高精度エンコーダ(スケール)の新常識!
エアパージ不要の「SmartSCALE(スマートスケール)」
切削油(クーラント)、切りくず、ミスト…。
工作機械の過酷な環境は、エンコーダ(スケール)にとって常に大きな課題です。高精度加工を維持するために欠かせなかったのが「エアパージ」ですが、これがランニングコストと配管の手間につながっていました。
しかし、もうその常識は過去のものになります。今回は、エアパージ不要で高精度・高分解能を実現した、マグネスケールの次世代リニアエンコーダ(直線スケール)“SmartSCALE”のヒミツをご紹介します。

エアパージからの解放! コスト削減の秘密
なぜ、SmartSCALEは過酷な環境でもエアパージが不要なのでしょうか?
それは、エンコーダの「耐環境耐性」を根本から高める徹底した保護構造を採用したからです。
ヘッド検出面と磁気スケール (検出部) を金属カバーで完全保護

この構造により、SmartSCALEはIP67という高い保護等級を達成。切削液(クーラント)やミストが飛散する環境でも、エンコーダ内部に影響を与えることがありません。
豆知識
コストインパクトのあるエアパージが不要になることで、初期コスト(エア配管・フィルターなど)の削減はもちろん、工場のランニングコスト削減に直結します。エアのランニングコストとして1スケール当たり1年間で約3000円掛かるという外部機関の試算もあり、省エネにも大きく貢献します。
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