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2012月2月21日

pm(ピコメートル)分解能非接触変位計の開発について

株式会社マグネスケールはこのたび、pm(ピコメートル)分解能の非接触変位計を開発しました。

今回開発した非接触変位計は、弊社の超高精度スケールであるレーザスケール*と同じ、格子干渉計タイプの変位計で、検出信号波長は138nm(ナノメートル)、数mmの区間をpm(ピコメートル)分解能で測定する事が可能です。測定対象は反射面が基本ですが、1次元や2次元のスケール面の検出も可能なため、この変位計を加えて2次元、3次元測定が可能となります。

すでに開発済みの2次元レーザスケールとあわせてこの変位計を使用すると、半導体製造装置で不可欠な高精度ステージ等で、3次元計測が可能となります。また、数mmの範囲がpm(ピコメートル)分解能で計測可能となる事から、今後ますます高精度化する半導体ウエハの平面度計測や、光学部品等の形状測定等、多様な用途で使用できる事が期待できます。

*レーザスケール:ホログラムをスケールとして使用する格子干渉計方式の高分解能スケール。主に半導体製造装置や光学部品の金型加工機に用いられる

非接触変位計の主な仕様・アプリケーション

信号波長138nm(ナノメートル)
分解能8.4pm(ピコメートル)(16384分割)
作動距離3mm
測定距離±1mm
主なアプリケーション半導体製造、検査装置の高精度ステージ制御、平面度計測、工作機械のキャリブレーション等

発売開始時期

2012年8月末

生産ビジネス

初年度生産予定数量500個
初年度売上目標金額約2億円

予定価格

標準仕様30万円
高精度仕様60万円

非接触変位計(画像)

the new non-contact displacement sensor

以上

お問い合わせ先:社長室 info-mgs@magnescale.com